現地採用が見た大連の風景 ~小平島:南国情緒とローカル感が入り混じる穴場

このところ大連での現地採用ライフについてあれこれ書かせていただいてたんですが

我ながら情報量多すぎたかな?

と、軽くではありますが反省してます!(強調しておきますが本当に軽~く)

そんなわけで今回は文字数少なめ写真多めで大連のお気に入り散歩スポットを1つ紹介したいと思います。

ぶっちゃけ断言しますが、本当に穴場の穴場で旅行ガイド本とかに載ることはまず無いニッチな場所です。

その名も小平島(シャオピンダオ)です。

 

小平島のロケーション

小平島は大連ハイテクパーク(高新園区)にあり、大連の中心部からは地下鉄またはバスで40分程の距離にあります。

海辺に位置しているため、リゾートホテルなんかもあります。

しかし大部分は2000年代後半頃から開発が進んでいる住宅街で、高層マンションが乱立しています。

交通アクセスは以下の通りとなっています。

①地下鉄…1号線/12号線 終点河口駅 B出口より南西に向かって徒歩15程度で小平島の中心部に着きます。

②路面電車(トラム)…202 終点河口駅 地下鉄の駅にほぼ隣接してて、中心部までのルートは地下鉄駅からとほぼ同じです。

③バス…28路/531路 海園(リンハイユエン)のバス停周辺が小平島の中心部です。

↑赤で囲った2つの通りのうち下の海街(親海街)がメインストリートで、海街が二番手です。

紛らわしいことに海園のバス停は海街ではなく海街にあります(笑

 

小平島を散歩してみた

そんな小平島は僕にとって最高の散歩スポットでした。

初めて行ったのは2021年の4月で、それから帰国までの約1年間に何度となくふらっと訪れました。

一言で言うと南国情緒に溢れた街で、街並みを見て東北地方を連想することはまずできないと思います。

それでは写真をご覧ください。

マンションが供給過多な印象で空室が目立ちます。

エリアによっては人通りの少なさと無機質な建造物群が相まって、半ばゴーストタウンみたいな雰囲気を醸し出しています。

(まるでシエスタ真っ最中のスペインみたいです)

夜中の一人歩きは真夏の肝試しに近いものがあるかもしれません。

そうは言っても活気があるエリアも多いです。

飲食店やら金融機関やらモバイルショップやら、一通り揃っていて生活には困らなさそうです。

市場では海の幸、山の幸、その他有形無形の生鮮食品がいたるところに並んでいました。

マクロな視点で見ると南国っぽいですが、ミクロなところに目を向けるとローカル感が強くてやはり中国だなあと実感します。

メインストリートを南下して行くと中心広場という広場があります。

走り回る子供たち、気功をたしなむおじ様方、広場ダンスに興じるおば様一同等々、それはもう賑やかです。

広場の先は展望デッキになっています。

デッキからの眺めもなかなか綺麗です。

よく見ると教習所もあります(笑

そしてデッキから今度は町側を眺めてみました。

実にヨーロピアンでトレビアンだと思います。(景色には脱帽、語彙力には絶望)

そんな感じでまたメインストリートのあたりに戻ってほっつき歩いてると…

一匹のコーギー犬が物憂げなまなざしでこちらを見ています。

そのまま通り過ぎようとしたんですが、気になったので少し絡んでみることにしました。

飼い主の方曰く、2歳くらいだそうです。

コーギーといえばニコニコと笑う愛くるしい表情を思い浮かべるんですが、この子の場合は終始しっとりとした表情が印象的でした。

それでも可愛いものは可愛いので、これ幸いと言わんばかりに

モフモフしてやりました。

ムツゴロウ先生、見てますか~~~??先生ばりにわっしゃ~~よしよしよしよししてますよ~???(深夜のテンション)

遊んでくれたコーギーにありがとうを言い残してこの場を去りました。

J.T.的犬種ランキングでコーギーの序列が爆上げした瞬間でもありました。

 

腹ごしらえ

あちこち歩きまわっているとお腹が空いてくるものです。

ここ小平島は飲食店が充実しているんですが、その中でも異彩を放っていたのがこのお店。

中央アジア・中東感が凄い新疆ウイグル料理のお店です。

実は初めて小平島に来た時からずっと気になってたんですが、あいにく空腹時と重ならなかったりでなんだかんだトライできてなかったんです。

しかし今回はバッチリ空きっ腹。

満を持して来てみると…

あれ?お店の装いが少し変わってます。

お店の名前も以前とは違うような気がしますが、提供しているものは同じみたいです。

かなり本格的なメニューですね。

羊や牛肉中心のハラルフード目白押しです。

よく見ると習近平主席が新疆を訪問した時に撮影したものと思われる写真も飾ってあります。

そして店内では店員さん同士がウイグル語と思しき言語でコミュニケーションを取る一方で

子供たちは普通話(中国語の標準語)のアニメを観ています。

ウイグルの顔立ちは漢族とは似ても似つきませんが、歳月と政策が推し(押し)進める民族同化のプロセスが見て取れた気がします。

(ていうか少数民族の子供たちって本当に可愛い…そして何故か漢族の子たちよりおとなしい子が多い気がする)

なんてことを考えながら、エスニックフードを喫食しました。

ナンと羊&牛串をたらふく食べました。

焼き具合と言いスパイスの効き具合と言い、極めて美味でした。

かつてシルクロードを渡った唐の行商人も旅の途中でこの味に舌鼓を打ったのでしょうか。

想像以上の美味しさに感動を覚える一方で、なんでこの味をもっと早くから知らなかったんだという後悔が最大瞬間風速を記録しました。(まさかの帰国1か月前)

今度大連を訪れる時は小平島散策とセットでこのお店にもまた来よう!…と、固く誓うのでした。

 

まとめ

以上が僕のお気に入り散歩スポットであり異国情緒あふれる住宅地でもある小平島でした!

ぶっちゃけ初回訪問時にかなり気に入っちゃって何なら住みたいとまで思ったんですが、人民解放軍の施設に近いらしく、外国人は入居できないとの噂です。

まあ、たまに訪れるくらいが良いのかもしれません(笑

この小平島散歩は僕の散歩好きに拍車を掛け、大連在住時は本当に至るとこをを散歩しました。

また別の機会に色々と紹介したいと思います。お楽しみに!

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