出て良かった!中国名物、”演讲比赛”に出た時の話
你好!
ちょっと前の話になるんですが、今日は11月にあった演讲比赛(yanjiangbisai)についてお話したいと思います。
演讲比赛って何だ?
演讲比赛とは毎年秋に中国の各大学や自治体で行われる、留学生を対象としたスピーチ大会のことです。
中国文化や留学生活等、様々なテーマについて3分間程度で話します。
参加を通して中国文化の理解や中国語力の向上を促すという狙いがあります。
僕が在籍している大連理工大学でも毎年11月に実施されています。
ちなみに2018年までは各大学の上位数名が大連市内全体の退会に出場したらしいのですが、僕が来た2019年からは開催しなくなったそうです。
どうして僕が出場することになったのか
ところで、僕の出場はクラスでの投票で決まりました(笑
(ぶっちゃけ人前に出て話すのが超苦手で、できれば参加したくないな~って思ってたのが本音です(笑))
ちなみに各クラスから3人が出場することになってたんですが、この3人をどう選ぶかはクラスによってまちまち。
立候補を募るクラスもあれば、投票で決めるクラスもありました。
ウチのクラスはというと基本的に立候補制で、早々と2人が立候補しました。
しかしながら一向に最後の一人が決まらず、締め切り直前まで「おいおい誰出んの?」みたいな空気が流れてました。
で、最終的に残り一名を授業終わりに投票で決める運びになったんですね。
クラスは20人なんですが、投票の結果として僕に4票、某タイ人に4票の同数で並びました。
予想外に票が入って焦ったんですが、まだ回避のチャンスがありそうだと思ったのも束の間、ここでハプニングが発生します。
なんと先生が僕とタイ人とが得票数で並んでいることを忘れて、僕が単独一位だと勘違いしてしまったのです…泣
先生「はい、じゃあJ.T.がんばってね!」
僕「いやいや、えっ、●●(タイ人)は???(同数のはずだが…)」
先生「まあまあ、皆の意見を尊重しましょうね」
といった感じで半ば事故と言ってもいいような形で出場が決定しました(トホホ)
出場に向けて準備したこと
さて、出ると決まった以上は中途半端なことはできません。
できるだけ上位に食い込んで新境地を開こうじゃないか!という勢いで臨むことにしました。
ところでスピーチのテーマなんですが
「中国文化や留学生活に関わること」
というやたらザックリしたものでした。
要するになんでもありやんけ!
…それだけになかなか決まりません。
熟考の末、こういったテーマになりました。
“我眼中的中国人”
簡単に言うと、自分が思う中国人のイメージについてです。
今までの人生で会ってきた中国人に関してこんな共通点があったけど、それはどうして?
みたいな切り口から、力技でポジティブな方向に結論を持って行って良い感じにまとめました。
あとは暗記と練習あるのみです。
スピーチはただ仁王立ちして棒読みするだけではいけません。
抑揚をつけるのはもちろん、ジェスチャーや目線等のノンバーバル(言語外)な表現力も採点対象になります。
また「一人当たり3分間」という目安時間にも注意する必要があります。
12/1のHSK対策の優先度を落とし、本番直前の2週間ほどはスピーチの練習を最優先事項として取り組みました。
とにかく読みまくり、暗唱できるようになったらジェスチャーや表情にも気をつけながら練習します。
授業中にクラスの皆の前でリハーサルを行ったりもして、徐々に準備が整って行きました。
大会当日
当日の朝は意外と緊張していませんでした。
とにかく全力で取り組んだのである程度まとめる自信があったのと、楽しまないと損だと思ったので想像以上に表情は柔らかかったです。
ちなみに僕は12番目だったんですが、8、9、10と順番が迫ってくるにつれて、緊張よりもむしろワクワク感が勝って行きました。
そしていよいよスピーチ開始です。
まずは”大家好!”から入りますが、ここを元気よく言い切ります。
ここでちょっと笑いが起こり、緊張も解れてペースを掴めました。
途中ちょっと噛むところもあったんですが概ねスムーズに進み、途中オーバーアクション芸で笑いも取り~の、ばっちり最後まで自信を持って言い切ることが出来ました。
結果、見事に2位を頂きました!
演讲比赛に出るメリット
今回は演讲比赛に出場するチャンスが偶然来て、当初は腰が引けまくっていたんですが
大会が終わった今だからこそ言いたいです。
本当に出て良かったです!
なぜか?
こんなにもメリットがあったからです。↓
①散々練習するので中国語を話すのに慣れて、口が開けてくる。
②暗記することで、文章で使われている文法事項や単語を自分のモノにできる。
③人前で話す度胸が付く。
④クラスメイトに一目置いてもらえる。
⑤単純に楽しい!
簡単に言うと、楽しいうえにとにかくメンタルと中国語力がパワーアップするんですね。
ぶっちゃけ準備も大変だしプレッシャーもかなりのものですが、確実に何かしら得られるはずです。
終わりに
今回の演讲比赛の原稿をこちらに書きます。
(訳は割愛します。気になる方は僕に個人的に訊いてもらえればお答えします!笑)
大会出場を検討している方はよろしければ参考にしてみてください!
我眼中的中国人
初級三A班 J.T.
大家好,我叫J.T.,是日本人。
今天我演讲的题目是“我眼中的中国人”。大学毕业后,我在IT公司当IT工程师。
为了学习汉语,今年7月辞了职来到大连。
从在日本的时候到现在,我叫了许多中国朋友。当然他们的性格以及为人也完全不一样。
不过他们有一个共通的地方,就是如果发生紧急状况,他们都能巧妙地解决这些问题。
大学时在酒馆的厨房打工的时候,还有后来在IT公司上班的时候,我所遇到的中国人总是又有效又冷静地应对突发事件。
我在想中国人为什么擅长应对这样的事儿呢?我觉得这跟中国的历史有很大关系。
从古至今,在中国这片土地的周围,一直有强大的外敌存在。勇敢的中国人多年来一直为主权而战斗。
他们善于应对各种危机。他们的后代又怎能不善于应对突发状况呢?
拿我们日本人来说,遇到突发的事情,一定会
“啊啊,怎么办!?在指南书上没有解决的办法!啊啊,怎么办!?”
就是这样,特别着急,需要很长时间才能解决问题。
不过事后我们肯定会记录整个事件以及发生的原因,好好反省。
尽量以后不再犯同样的错误。总而言之日本人善于防止事故的再次发生。
我想要是中国人和日本人有更多的合作,会产生什么效果呢?
两国一定有更加光辉和繁荣的未来。为了实现这样的目标,中国人和日本人应该多多交流。
以后我要更加努力学习汉语,还要为促进两国关系的发展做贡献。谢谢大家。
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