留学先や赴任先、海外(例えば中国とか)に処方薬を持って行く時の心得

2019-10-06

你好!

大連に来てから1週間経ったあたりから、メチャクチャくしゃみや鼻水が出て、そして目がかゆくなっちゃいました。

PM2.5のせいか何かの花粉アレルギーのせいかは分かりませんが、とにかく大変でした。(何なら今も若干…笑)

で、粘膜が荒れたせいか風邪まで引いてしまったという…やはり急激に環境が変化したことが想像以上に負担となっていたようです。

そうでなくても僕はもともと身体が強い方ではないので、普段より一層病気には気を付けないといけません。

 

ところで病気と言えば、留学とか赴任で長期間海外に行く際に薬をどうするかについて疑問を持ったことはありませんか。

 

え?留学とか海外赴任なんて健康な人しか行かない(行けない)んじゃないの?

 

いえいえ、そんなことはありません。

現に持病を抱えながらも海外留学している人がここにいます。

仮に渡航前は健康でも、環境の変化等で体調を崩すこともありますから、常備薬はどうしても必要になります。

ちなみに僕は今回の留学に、市販の常備薬に加えて処方薬も1年分持ってきています!

 

は?そんなに持ち込んだら税関で没収されるんじゃないの?

何か対策とか必要なんじゃない?

 

こういった疑問にお答えすべく、今日は薬の海外への持ち込みについて僕の体験談を元にお話したいと思います。




 

1.まずは渡航前に必要な薬を必要な分だけ用意する

まずは海外に渡航することが決まったら、それに向けて薬を調達します。

市販薬なんかは薬局で大方手に入ると思います。

普段から処方薬を飲んでいる人は、病院の先生に事情を話して通院時に少し多めに処方してもらうようにしましょう。

ただし病状がある程度安定していることが前提になるので、病状があまり思わしくない場合は渡航時期を延期を検討して回復に努めましょう。

(そもそも先生が納得しないと多めに処方してくれる可能性は低いので…)

ちなみに僕の場合、今回の留学は1年半くらい前(2018年5月あたり)から予定していたものの、先生に根回しし始めたのはその半年後くらいからです。

薬を減らしている最中だったり、時々体調を崩すこともあったりでまだ様子見が必要だったので…。

ただ、最終的に留学期間である11か月間をまかなえる分くらいは確保できました。

僕は個人での留学というケースですが、会社の都合で急に赴任の要請があった!なんていう方もいると思うんですよね。

そうなってくると前もって十分な量の処方薬を調達するのは難しいかな、と思います。

そういう場合は一旦人事ほか会社の担当者に相談することになると思います。

赴任先の病院で処方してもらう、定期的に一時帰国して加療、そもそも赴任を見送る等、考え得る範囲でベストな決断をしましょう。

仮に長期で海外に行く予定が無い場合であっても、何かあった時に慌てないために薬は日頃から若干ストックしておくのが良いと思います。

 

2.かかりつけの病院で医療証明書を書いてもらう

これがこの記事の肝とでも言いましょうか、薬を用意できたら、念のため英語版の医療証明書を用意しましょう。

なぜなら入国審査の際に万一税関等で呼び止められ、薬について説明を求められた場合に客観的な説得材料になるからです。

記載の言語は入国先の公用語がベストですが、英語以外の言葉に堪能な日本人医師はなかなかいませんし、現地税関の方は誰かしら英語ができるはずなので英語で問題ありません。

そんなのどこで用意するの?

って話ですが、都会の総合病院ではなく富山の町医者だったんですが、問題なく対応していただけました。

もしかかりつけの病院の先生が対応できなさそうな場合は、知り合いの先生をあたってもらえば誰かしら対応してくれるはずです。

で、僕がもらった医療証明書には”Medical Certificate”というタイトルのもと、以下の内容が記載してありました。

↓表下にある実際の書面と併せてご参照ください。

① 病院名 医療証明書を発行してくれた病院の名前です。
② 病院の住所 医療証明書を発行してくれた病院の住所です。
③ 病院の電話番号 医療証明書を発行してくれた病院の電話番号です。
④ 病院のFAX番号 医療証明書を発行してくれた病院のFAX番号です。
⑤ 患者の名前 当人(=処方薬を飲む人)の名前です。
⑥ 患者の性別 当人(=処方薬を飲む人)の性別です。
⑦ 患者の生年月日 当人(=処方薬を飲む人)の生年月日です。
⑧ 患者の国籍 当人(=処方薬を飲む人)の国籍です。
⑨ 処方薬全般に関するコメント 処方薬の用途や、含まれる成分に関するコメントです。
⑩ 既往症 薬を処方する原因となった病名が主に記載されます。
⑪ 薬一覧 処方薬(=今回持ち込む薬)の名前一覧および用法容量です。
⑫ 発行日 医療証明書を発行した年月日(西暦)です。
⑬ 医者の名前 医療証明書を発行してくれた先生の名前です。
⑭ 医者の署名 医療証明書を発行してくれた先生の自筆署名です。
⑮ 印鑑 医療証明書を発行してくれた病院の印です。

これと併せて、薬の写真もセットで用意してあるとなおよ良いと思います。

証明書に記載されている薬と実際に持ち込む薬が同一であることをビジュアルで示すことができるからです。

ちなみに診断書という扱いだったので、保険は適用外で2000円で作成してもらいました。

結果を言うと、中国への入国時に現地の税関で大量の薬について説明を求められることは無く、難無く持ち込むことができました。

そうは言っても予期せぬ出来ことが起こるのが海外の怖いところです。

「転ばぬ先の杖」ないし「転んだ時の備え」としてくれぐれも用意しておくことをオススメしますし、実際にこれがあることでかなり安心できました。

 

3.薬を入れたケースに医療証明書の原本を入れておく

ただ、医療証明書を用意したからといって安心というわけではありません。

何かあった時にすぐ見せることができなければ証明の余地を与えてもらえない可能性がありますし、そうなってしまっては意味が無いからです。

(ドラクエで言う、「道具は装備しないと意味が無い」と同じ理論です!笑)

なので医療証明書は、薬を入れたケースの分かりやすいところに入れておきましょう。

僕はこんな感じで、中が見えるケースの一番上に入れました。

念のため入れる前にコピーを取っておき、ここにはコピーではなく原本を入れると良いと思います。




 

4.薬は機内に持ち込まずに、預け手荷物(受託手荷物)の中に入れる

で、ここで注意ですが、薬とその証明書を詰め込んだケースは機内持ち込みではなく、預け手荷物の中に入れましょう

なぜなら、機内に持ち込む物はあくまでも機内もしくは移動中に使用する分なので、長期滞在時に飲む膨大な量は不要だからです。

いかに安全であっても保安検査所の荷物検査の段階で引っかる可能性があり、不自然だと判断されてしまうと最悪の場合没収や任意廃棄となるケースもあります。

したがって持ち込み手荷物の中には、移動中に飲む分(+α)だけを入れ、それ以外は全て預け手荷物に入れましょう。

 

5.医療証明書のコピーは機内に持ち込む

医療証明書念のためコピーを取っておき、こちらは機内に持ち込みましょう。

手違いで預け手荷物の中に入れ忘れた場合や紛失に備えるためです。

 

6.番外編 ~万一取り上げられたら、万一薬を切らしたら

さて、ここまで万全の準備をしてそれでも取り上げられてしまった場合はどうしましょう。

正直なところ、その場ではほぼ為す術はありません。

取り上げられないようにできるだけ必死に訴えるようにしましょう。

もし見込みがなさそうな場合は、代替薬を現地で処方してもらう、もしくは日本へ定期的に通院することになるでしょう。

ただ後者はあまりにも時間的・金銭的コストがかかりすぎます。

現実的に考えて前者が代替案となるでしょう。

東アジアや東南アジア、欧米諸国の大都市であれば日本人医師が常駐する病院が比較的見つかりやすいです。

そうでなくても大病院であれば英語が通じるケースが多くなるので、比較的急場をしのぎやすいと思われます。

とにもかくにも、もしもの時にかかれる病院を事前に調べておかれることをオススメします。

僕は母親が看護師なのでこのあたりの情報を得るように口酸っぱく言われ、大連にある日本語が通じる病院をいくつかピックアップしておきました。

現地の病院情報は留学の方は大学や留学エージェント、赴任の方は会社に相談することに加えて旅行ガイドブックにも情報が記載してあることがあるので、できるだけ情報を拾っておきましょう。

 

いずれにせよ何事も健康第一、何かあった時に慌てるではなく、「備えあれば憂いなし」の精神で万全の準備をしましょう!

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