安山の多文化料理街でウズベキスタン料理店に入ってみた
韓国の在留外国人数は2018年時点において200万人を超えています。
その数は年々増え続けており、2021年には300万人を突破するのでは?と見る専門家もいます。
ちなみに在留外国人の中で一番多いのは中国人、っていう点は日本とも共通しています。
ただし安山の友人曰く、在韓中国人約100万人のうち7割程度は朝鮮族だそうです。
実際に中国人の集住地域に行くと、写真みたいな朝鮮族のお店がかなり目立ちます。
犬とか羊の肉料理を全面に押し出しているお店が多いですね。
韓国に多いのはどこの国の人?
一方で韓国の在留外国人の中には、日本にはあまりいないような国籍の人もけっこういます。
その代表格がウズベキスタン人です。
在韓ウズベキスタン人が約6万8000人なのに対し、在日ウズベキスタン人はわずか3600人ほどとなっています。(2019年)
韓国在住者と日本在住者とでは実に20倍近くの差があります。
他にもタイ人は韓国の約20万人に対して日本は約5万人(4倍の差)、ロシア人も韓国の約5万4000人に対して日本は約9000人(6倍の差)等、両国の間にはかなりの開きがあります。
当然逆もしかりで、日本に多いブラジル人(約20万人)やペルー人(約5万人)なんかは韓国では5000人を切っており、ほとんどいません。
ナムウィキ:
https://namu.wiki/w/%EC%9E%AC%ED%95%9C%20%EC%99%B8%EA%B5%AD%EC%9D%B8
재한 외국인(在韓外国人) 2019年6月16日
法務省:
http://www.moj.go.jp/housei/toukei/toukei_ichiran_touroku.html
在留外国人統計 2019年6月16日
韓国と言えばウズベキスタン料理?(笑)
さて、今回僕が訪れた安山市は外国人が増え続ける韓国の中でも特に外国人の比率が高いです。
(詳細:京畿道安山市を訪ねて~ 安山(アンサン)市ってこんなところ)
国籍のバリエーションも豊富で、駅前には「多文化料理街」なるエリアまであります。
文字通り色んな国のエスニック料理が食べられる、外国人だらけの区域です。
ここに来ればアジアの料理は一通り食べることができそうです。
しかしまあ、色々と多文化過ぎて自分が今どこの国にいるのか素で分からなくなります。
そして多文化料理街に無数にあるエスニック料理店の中にはウズベキスタン料理店もあるんです。
実は以前、韓国にはウズベキスタン人が多くてウズベキスタン料理店があちこちにあるということをどこかで聞いたことがありました。
曰く、日本よりウズベキスタン料理が身近なんだそう。
『地球の歩き方 ソウル 2018-19』では、レストランのページでウズベキスタン料理店が紹介されているほどです。
釜山に行った時の記事でチャイナタウンについて書かせてもらったんですが、そこにも何気にロシア料理とかウズベキスタン料理のお店があって、地味に気になってました。
てな感じで、前々からウズベキスタン料理についてなんとな~く興味を持っていて、今回の訪韓で意を決してウズベキスタン料理店へ行くことにしました。
サマリカントさんでウズベキスタン料理を楽しむ
そこで今回行ってみたのがこちら。
サマリカントさんです。
安山駅の方から多文化料理街に入って、2つ目の十字路を左に曲がってすぐのところにあります。
とても分かりやすいので迷わないと思います!
というわけで、店内に入ってみました。
ランチですが時間がちょっと早かったので、まだお客さんはそんな多くありません。
地元(韓国)の方と外国人の比率はテラス席も含めて半々くらいでした。
壁一面にはなんだか中央アジアっぽい陶磁器みたいなのが飾れれています。
あとそこかしこにキリル文字が…おそらくロシア語でしょう。
なるほどなあ…これは日本に無い感じのお店だ。
ではメニューを見てみましょう。
ふむ…
ウズベク語、韓国語、ロシア語の順で書いてありますね(笑)
安山は観光地ではないので、観光客の来店を想定していないのかもしれません。
これだと韓国語が分からないと不自由ですよね。
ただ、おそらくソウルのウズベキスタン料理店は英語表記もあるはずなので、きっと不自由しないかと思います。(今度行って調べてみますね)
気をとなりなおして、オーダーを決めます。
メニューは全体的に中央アジアとか中東とか、いかにもそっち方面の料理って感じのものが並んでいますね。
その中でも今回特に食べてみたいと思っていたのはコレ
真ん中にある羊の串焼きですね。
値段は4000₩で、2人分から注文可のようです。
これを2つ注文することにします。
それから薄いパン(1000₩)とミートパイ(4000₩)を注文することにしました。
最終的に選んだのはこの3つです。
それに加えて飲み物はレモンティー(3000₩)にします。
というわけで、店員さんを呼んで注文しました。
ちなみに店員さんは3人いたんですが、ロシア系の方、ロシア系と中央アジア系の混血の方、中央アジア系の方と、3人とも系統はバラバラでした。
「どこの国の人ですか?」と訊いてみたら「ウズベキスタン」とのこと。
接客の様子や僕たちとのやりとりの雰囲気からして、韓国語は全く不自由無い感じでした。
なんとなくですが、英語も通じそうな雰囲気です。
待つこと5分くらいで続々と到着しました。
ミートパイと
薄いパンと羊の串焼きですね。(写ってませんがレモンティーも)
ミートパイはパリパリで中には引き肉がぎっしり詰まっていました。
味付けは肉まんのあんみたいな感じですね。
食べ応えがあって美味しいです!
そして羊の串焼きは羊肉特有のクセが全くありません。
羊の串焼きというと朝鮮族の延辺料理が有名かもしれませんが、あの羊肉もあまりクセが無くて食べやすいんですよね。(↓一昨年新大久保で食べたヤツ)
ただし延弁料理に関しては香辛料の味付けが少々独特なので、苦手な人は苦手かもしれません。(僕はまあまあ好きです)
一方で、今回食べたウズベキスタン風(?)羊の串焼きはサッパリした塩味で、香辛料はかなり控えめでした。
ぶっちゃけ焼き鳥の塩味が好きな人なら、誰でも美味しいと思うんじゃないですかね。
パンと併せて美味しくいただきました!
お会計は2人合わせて19000₩でした。
美味しかったし、エスニックとしてはそこそこお得な部類かと思います!
総括
今回人生で初めてウズベキスタン料理を食べたんですが、個人的にはかなりアリでした。
普通にもう1回行きたいです。
ウズベキスタン料理店って東京に数店舗あるくらいで、日本ではなかなかお目にかかれません。
なんで、日本国内ではほぼ食べることができないと思うんですよね。
だけど韓国だとウズベキスタン料理店はソウル以外にもちょいちょいあって、割と気軽に食べれちゃいます。
味もクセが少なくて美味しく、値段もお手頃!
韓国に行った際に韓国料理にちょっと飽きてきたな…って時はぜひともウズベキスタン食料理を食べてみてください♪
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